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第一回、はじまります

2010年4月9日

いよいよ今週末4/11にもんてん瞽女第一回がはじまります。

映画鑑賞会の後の座談会では、民族音楽学者のジェラルド・グローマーさんをゲストに迎え、「瞽女唄の音楽性と伝承について」というテーマで鑑賞するみなさんと話し合いたいと思っています。

グローマーさんからは始めに基礎知識として、瞽女唄の音楽的な特徴、西洋音楽との違いなどについて、説明していただきます。
瞽女唄は、長岡瞽女と越後瞽女のように、地域ごとに異なる唄が伝承されていますが、もっともポピュラーな瞽女唄である「祭文松坂」のほか、「口説き」「雑歌」などがあり、こうした瞽女唄は、現在も、小林ハルさんの弟子などが伝えています。
しかし、かつてのように瞽女唄を聴く「観客」がいなくなってしまったことが、ほかの伝統音楽と同様、存続へのハードルをあげています。唄われていることばが分からない、物語の内容自体を知らない、和声という音楽そのものが普段接しているポップスとは全く違う。

つまりこうした伝統音楽は、現代においては「不慣れな音楽」としての現代音楽の分野に近い存在といえそうです。実際に音楽大学の学生のなかでも、現代音楽専攻の学生には受け入れやすいようです。
現代の日本人にとっては、おかしなことですが、日本の伝統音楽は「外国語」に近いといえるでしょう。
また伝統芸能のなかでも、歌舞伎などは新たな「発見」、未知のものとしての興味から惹き付けられる若者が増えています。しかしそのことは伝統芸能一般にいえることではなく、視覚に訴える伝統芸能には入りやすく、一方で視覚的要素のない音楽を受け入れることは、なかなか難しいようです。

こうした視点から、瞽女唄を通して、伝承の過去・現在・未来を語り合いたいと思います。

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